福島県内の路線価が公表され、人口減少などを背景に二極化が顕著となっていることが明らかになった。
仙台国税局は、相続税や贈与税の課税基準となる土地の価格「路線価」について、2025年1月1日時点の金額を公表した。
福島県内の10の税務署での最高路線価のうち、最も価格が高かったのは、「郡山駅前通り」で1平方メートルあたり33万円。また、上昇率が最も大きかったのは、「いわき駅前大通り」で前の年から6.9%上昇した。
一方、会津若松市中心部の「神明通り(しんめいどおり)」など会津地方の3つの税務署では、この1年で価格が下落。人口減少や過疎化などに伴う「地価」の低下が背景となっていて、県内での二極化が顕著になっている。