謎は深まるばかり。
北海道大学の構内で猛毒のある外来種とみられる植物が見つかった問題で、少なくとも2年前から生育していた可能性があることがわかった。
北大に「猛毒植物」か
札幌市北区の北海道大学構内で見つかったのは「ジャイアント・ホグウィード」、日本名「バイカルハナウド」とみられる植物。

未確認の外来植物が
樹液に触れて日光に当たると、痛みを伴う水ぶくれができる皮膚炎を引き起こす恐れがある。
これまで国内では確認されていない外来植物だ。
北海道大学では周囲を立ち入り禁止にするとともに、伐採して「バイカルハナウド」かどうか調べている。

この植物は、いつからこの場所に生えていたのだろうか?
これは2年前に、同じ場所で撮影された画像だ。
今回確認された植物と同じようなものが写っている。
「バイカルハナウド」とみられる植物が、少なくとも2年前から生えていた可能性もあることがわかる。

「ピンときてない」
撮影した人は―
「道端に生えている草花の撮影を趣味でやっている。(北海道に広く分布する)普通のオオハナウドだと思って撮った。ピンときていないというか、猛毒の植物かもしれないと実感がわかない状態」(画像を撮影したウメコさん)
北海道大学によると、これまでに健康被害があったという情報は寄せられていないが、見つけても触れないように注意を呼び掛けている。

また、札幌市には6月25日から26日にかけて「バイカルハナウドではないか」という問い合わせが5件寄せられた。
そのうち4件は調査の結果、違うことが判明している。
