特集「旬の富山湾を釣る」。このコーナーでは、毎月、旬の魚の釣り方から味わい方まで富山湾の魚の魅力をお伝えします。
今月はちょっとイレギュラーなんですが、この時期富山湾から遡上する、あのお魚です。
それではまいりましょう、「旬の富山湾を釣る」。
*中田アナ
「今回は富山市を流れる神通川に来ています。なんで海じゃなくて川なんだろうと思われた方もいらっしゃるとおもいますが、今月はこの時期富山湾から神通川に遡上してきたアユを釣りたいと思います!よろしくお願いします」
*富山漁協 城川幸弘理事
「よろしくお願いします」
*中田アナ
「いよいよアユのシーズンが解禁となりましたが、今年のアユはどうですか?」
*富山漁協 城川幸弘理事
「今年のアユは去年に比べたら若干少ないが、でもそこそこの数はいるので、これから日が経つにつれてどんどん期待できると思う」
そのアユ釣りを楽しむためにはまず、遊漁券を購入する必要があります。
漁協の事務所のほか、取り扱いのあるお近くの釣具店で購入できます。
毛ばり釣りの場合、1日券は1000円です。
*中田アナ
「まず道具はどういったものを用意したらいい?」
*富山漁協 城川幸弘理事
「毛ばり専用の竿を使う。長さは9メートル。長い人は10メートルの竿を使っている人もいる」
このほかに、専用のおもりや仕掛けを用意します。
*中田アナ
「(仕掛けを見て)てんびんのようになっている」
「仕掛けはどんなものを使う?」
*富山漁協 城川幸弘理事
「毛ばりを使う。簡単に言うとエサになると言うか、小さな昆虫をまねて作ってあるもの。アユをだまして釣る釣り方。時期や時間帯に応じて針を使い分ける。その針に当たると入れ食い状態。そこが腕の見せどころ」
*中田アナ
「何色くらいある?」
*富山漁協 城川幸弘理事
「4000種類くらいあると言われている」
*中田アナ
「解禁の時期はどんな針がおすすめ?」
*富山漁協 城川幸弘理事
「私の経験では緑系」
仕掛けに毛ばりをセットして、準備完了!
*中田アナ
「つけられました!」
*富山漁協 城川幸弘理事
「覚えれば誰もが楽しめるアユ釣りだと思います」
そして竿を順にのばしたら、準備完了!
*中田アナ
「やってみます!アユが目の前で飛び跳ねている」
アユ釣りには、毛ばり釣りと友釣りの2種類がありますが、今回は初心者でも挑戦しやすい毛ばり釣りに挑戦します。
そのポイントは...!?
*富山漁協 城川幸弘理事
「おもりが川底についたらそこから10センチから15センチほどおもりを上げる。できるだけゆっくり下げる」
*中田アナ
「動きが小刻み」
近くでアユが次々に飛び跳ねますが、なかなかあたりはなく、毛ばりの色を赤系に変えて再び挑戦!
そして...!
*中田アナ
「きた!とれました!師匠!釣れました!」
「釣れました!2匹目」
アユ釣りは暑い時間帯を避けた明け方か夕方がおすすめです。
*2人
「旬のアユ、とれました!」
その旬のアユを使ったおすすめレシピを、魚一筋47年、中村さんに教えてもらいました!
*中田アナ
「アユは塩焼きが多いが、ほかにおうちでできる簡単なレシピは?」
*鮮魚中村 中村光男さん
「アユは解禁したばかりでまだ大きくないので天ぷらで食べると美味しい」
材料はこちら。
天ぷらに使う卵や小麦粉などを用意します。
*鮮魚中村 中村光男さん
「きょうはこれを串にうちます」
そのまままるごと揚げてもいいですが、串にうつと食べやすく、おしゃれですよね!
そして天ぷらのもとは、卵・小麦粉・水を混ぜ合わせて作ります。
アユは水気をとり、小麦粉、天ぷらのもとの順番でつけ、180度ほどに熱した油でアユを揚げていきます。
*中田アナ
「2分ほどであっと言う間に揚がってきた」
15分ほどでアユの天ぷらが完成しました!
*鮮魚中村 中村光男さん
「まずは塩で食べて、もう1匹はかぼすで食べるのがおすすめ」
塩は、抹茶としょうがの粉末を混ぜると、より揚げ物に合いますよ。
*中田アナ
「やわらかい!アユ独特の香りが天ぷらにすると引き立つし塩ともマッチする」
かぼすをかけると...。
*中田アナ
「さっぱりしていて美味しい」
*鮮魚中村 中村光男さん
「暑い夏には酸味のあるものを使うと美味しい」
*中田アナ
「富山の夏の旬の味という感じで最高」
みなさんも旬のアユ、この夏、ぜひ味わってみてください。
これまでアユの毛ばり釣りはあまりしたことがなかったんですが、アユの気持ちになって毛ばりを動かすという釣りの魅力にも気づけましたよ。
皆さんもぜひ挑戦してみてください。