宮城県登米市で計画されている複合施設を巡り、熊谷市長は今の議会に計画を白紙撤回する補正予算案を提出していますが、6月27日、反対する修正動議が議会で可決されました。

登米市が中心部に計画していた複合施設は、市の実質的な新たな庁舎にあたるものです。この建設を巡っては、今年4月の市長選の主な争点となり白紙撤回を掲げる熊谷市長が当選し、熊谷市長は今の議会に関連予算約7億6500万円を全額削除する補正予算案を提出していました。

しかし、26日の議会で反対する一部の議員から補正予算案を撤回し計画を元に戻す修正動議が提出され、27日、採決が行われました。

採決
「起立多数です。よって修正案は可決されました」

採決の結果、賛成15、反対8で可決。市長の掲げる白紙撤回は議会に通りませんでした。

登米市 熊谷康信市長
「現時点では白紙撤回という思いがありますので、どのようにすべきか、改めて自分なりに考えた中で、議会に対してどのような説明をしていけばいいのか検討していきたい」

市は複合施設の総事業費を約148億円と見込んでいます。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。