ツキノワグマのエサとなるブナやミズナラの調査。今年はブナが5年ぶりの大凶作となる見込みとなりました。今年の秋はクマの大量出没に注意が必要です。
石川県担当者:
「本日ツキノワグマ出没注意情報を発令します。」
27日、県庁で開かれたツキノワグマの対策会議。4年連続となるクマの出没注意報を発令しました。発令の理由は…エサです。
県は先月下旬から今月にかけて熊のエサとなるブナとミズナラ、コナラの調査を実施。その結果、ブナが2020年以来の大凶作となる見込みであることが明らかになりました。
2020年と言えば…クマが大型商業施設に居座るなど、大量出没したあの年です。
この年のクマの目撃件数は869件と過去最多。15人がケガをしました。
今年はすでに南加賀地区でクマの目撃が相次いでいて、去年より28件多い99件の目撃が報告されています。
県は8月にもあらためて調査を行い、9月上旬に、より精度の高い予測を公表することにしています。