カメラに興味津々なポニーの「ゆめちゃん」。

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ここは、馬による特別なリハビリ施設です。

ホースセラピー施設「ヒポトピア」鈴木弓子さん:
じゃあ行ってきて!もう1回“進め”します。

子ども:
す・す・め~

ホースセラピー施設「ヒポトピア」鈴木弓子さん:
上手~!行ってらっしゃい!

子ども:
ばいば~い。

行われていたのは「ホースセラピー」と言って、馬との触れ合いを通じて、心のケアや、バランス感覚を鍛える事ができるリハビリの1つ。

発達に遅れのある子や、障害がある子の“成長を促す”とされているのです。

鈴木弓子さん:
馬はそっと人の近くにいてくれる優しい動物なんです。
言葉を交わさなくても察することができたりとか、思いやったりすることができたりとか。

獣医師の鈴木弓子さん。
大好きな馬とともに“子ども達を笑顔にしたい”と約10年前から、ホースセラピーを行っています。

鈴木弓子さん:
優しく、優しく。そうそう。いいね!うふふふ。
ここに来るお子さん達は、言葉を主としたコミュニケーションとして使わないお子さんも多かったりするんです。なんですけど、馬とはすごく“馬が合う”。本当に体で伝え合うってことができている。

参加した家族:
学校では友達とトラブルになることもあったんですけど、馬と触れ合ってすごく優しい気持ちになってトラブルも少なくなったように思います。

馬好きの祖父の影響で、幼少期から馬と触れ合ってきた鈴木さん。
学生時代に、ホースセラピーと出会い、“人を笑顔にする力”に魅了されていったそうです。

鈴木弓子さん:
その子が笑顔でいてくれることが、親の一番の幸せなので、そういう時間を少しでも長く、そのお手伝いができればいいなと思います。

馬とともに子ども達を笑顔にする鈴木さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」5月8日放送より)