千葉地裁松戸支部で26日、自転車で車の前に突然飛び出す危険行為を続けた男に懲役1年の実刑判決が言い渡された。事故は起きなかったが、運転を妨げた罪が認定された。男は我孫子市でトラック、柏市でバスの前でも同様の妨害を行い、過去にも実刑判決が出ている。
自転車で車の前に飛び出すひょっこり男
千葉・柏市で2024年2月、多くの車が行き交う道路で、自転車に乗りフラフラと走行するひょっこり男をカメラが捉えた。
運転手も「バカじゃないのこいつ」と思わずつぶやいた。
千葉県各地で2024年、自転車で車の前に飛び出す“ひょっこり男”の出没が相次いでいた。

千葉・松戸で26日、車の通行を妨害した罪に問われていた成島明彦被告(38)に実刑判決が言い渡された。

千葉・我孫子市で2024年1月、対向車線に飛び出し、トラックの前でひょっこり。さらに、千葉・柏市では2024年4月、バスの前でもひょっこり。
成島被告は自転車に乗り、こうした危険な行為を繰り返していた。
過去に埼玉でも危険行為を行い実刑判決に
2024年7月に行われた初公判では「他人に危害を及ぼすような運転はしていない」などと、起訴内容を否認。

さらに埼玉・桶川市でも2019年、同様の危険行為を行い、実刑判決を受けたにも関わらず危険な行為を繰り返していたのだ。
検察側は懲役1年4カ月を求刑していたが、千葉地裁は26日「実際に事故は起きていないが非常に危険な行為」「2度も処罰をされながら同種の事案を起こしたことは強く非難される」として、懲役1年の実刑判決を言い渡した。
(「イット!」6月26日放送より)
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