総社市の第三セクターが、ふるさと納税の返礼品のコメの発送などのために市に申請した補助金を運営で生じた他の損失の補填に充てていた問題で、総社市議会は6月25日、問題の究明にあたるとする決議案を可決しました。
この問題は総社市の片岡聡一市長が代表を務め、ふるさと納税に関する事業を行う第三セクター「そうじゃ地食べ公社」が、返礼品のコメの発送などのために市に申請していた補助金を運営で生じた他の損失の補填に充てていたもので、交付された補助金は4年間で2億円を超えています。
片岡市長は6月定例市議会で議員からの質問に対し、第三者委員会の設置を検討すると答弁したうえで代表を退く考えを示していました。そして、25日の最終日で議会としてもこの問題を究明すべきとして行動決議案が提案され、賛成多数で可決されました。
(総社市 片岡聡一市長)
「決して作為的なものではない」
「改めるべきところは対策を進めていきたい」
総社市議会は今後、関係する委員会で調査を継続的に進めていくとしています。