宮城県七ヶ浜町特産のノリを使った調味料が世界一に輝きました。先週、大阪・関西万博で世界に誇る日本の特産品を集めた大会が開かれ、世界のバイヤーたちから高い評価を獲得しました。
大阪・関西万博で開かれた「にっぽんの宝物世界大会」。
「ノリオーシャン ハーブソース！」
チャンピオンに選ばれたのは七ヶ浜町の久保田靖朗さん、真子さん夫妻です。
カフェレストランＳＥＡＳＡＷ（シーソー） 久保田靖朗店主
「まずはほっとした。たくさんの方に支えていただいて、ここまで来られたので、宮城県にこの賞を持って帰れるのが、本当に良かった」
菖蒲田海水浴場のそばにある「カフェレストランＳＥＡＳＡＷ」。復興ボランティアがきっかけで千葉県から移住した久保田さんが開きました。
看板メニューの「海苔カルボナーラ」。ノリの香りがふわっと口に広がり、とろける卵黄との相性も抜群です。味の決め手は「浜ののりだれ」。七ヶ浜のブランドのりをこめ油などで和えてペースト状にしました。この調味料が今年、日本各地の魅力ある食品を発掘するというコンテストで日本一に。
そして先週、万博で世界大会が開かれ、全国大会を勝ち抜いた１０組の中から、見事、頂点に輝いたのです。海外ではあまりなじみがないというノリですが、洋風に仕立てたソースがノリの可能性を広げたと世界からも高く評価されました。
香港のバイヤー
「ノリそのものの品質が相当違う気がする。おいしい」
七ヶ浜から世界へ、次なる目標は…？
カフェレストランＳＥＡＳＡＷ 久保田靖朗店主
「この浜ののりだれが、イタリアでパスタとして食べられる。そんな日が来たら、一つなせたのかなと思う」
