宮城県大崎市鹿島台にあるため池では6月24日、地元の小学校に通う児童約100人が、自分たちで卵から飼育してきたシナイモツゴ、約200匹を放流しました。

シナイモツゴはコイ科の淡水魚で、1916年にこの地区にあった旧品井沼で発見されたことからその名前が付けられましたが、天敵とされるブラックバスが増えた影響などで、1990年代には激減。現在は環境省の絶滅危惧種に指定されています。

児童
「ブラックバスやアメリカザリガニなどに食べられないで元気に生きてほしいです」
「こういう取り組みをもっと重ねてシナイモツゴを増やせればいいと思う」

NPO法人シナイモツゴ郷の会 高橋清孝理事長(高はハシゴダカ)
「子供たちにはとても豊かな自然があるということを知ってほしい。それをみんなで守っていく必要があるということをわかってもらえるととてもいいですね」

この取り組みは2002年から続いていて、企画したNPO法人によりますと、これまでに約5700匹を放流したということです。

仙台放送
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