大阪、JR難波駅近くのホテル前の歩道に沿って、所有者不明の「103個の植木鉢」が長年放置されていた。 大阪市は聞き取り調査などを行ったものの、所有者は分からないまま、去年10月に撤去。
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処分の方法を検討する間、市は植木に水やりをしながら保管してきたが、2月13日、“新天地”へ移動させることになった。
![キリン「ハルカスちゃん」](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/700mw/img_bf03b38eb930486170554d2966c20c20400605.jpg)
植木鉢がやってきたのは大阪の「天王寺動物園」。 植木の大半が「シラカシ」という草食動物が好んで食べる品種だったため、えさとして活用されることになった。
天王寺動物園飼育展示課 西村慶太係長:(キリンを指して)ハルカスちゃんです。もともと背の高い首で木の葉っぱを食べて生きている動物なので、牧草よりは木の葉っぱの方が餌としてふさわしいのでね。好きな木なので喜んでもらえると思いますけどね
![天王寺動物園 西村慶太係長](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/9/700mw/img_b9b4f4db02bb4f3638072034ad2ee742375555.jpg)
キリンへの愛を語る、天王寺動物園の西村さんが今回のアイデアの発案者だ。
天王寺動物園飼育展示課 西村慶太係長:ニュースで取り上げられた時から、この木の種類見て、『ええなあ、ほしいな』と思ってたんですよ。うちで引き取ることになって、内心めっちゃうれしいです
![クロサイ「サミアちゃん」](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/0/700mw/img_b08e9f5f98331dd833d6c91d0d03b550280152.jpg)
シラカシが大好物だというクロサイのサミアちゃんに、切りたての枝葉をあげると…
天王寺動物園飼育展示課 西村慶太係長:口の先が指みたいにとがっていて、木の枝の葉っぱを取るのに特化した口をしているんですよ。キリンと違って枝もぼりぼりスナック菓子みたいに。いい音させてます、ふふ
植木鉢の植物は動物園の敷地で植え替えて、倍以上の大きさに育てた後、えさとして活用する予定だということだ。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年2月13日放送)