配置薬の業界向けに発行している富山県富山市の薬日新聞社が従業員への賃金を支払わなかったとして、最低賃金法違反の疑いで書類送検されました。

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24日富山地方検察庁に書類送検されたのは、富山市向川原町にある薬日新聞社と、70代の社長です。

富山労働基準監督署の調べによりますと、薬日新聞社は従業員3人に対しておととし6月から11月までの賃金、あわせて326万円を支払っていない疑いがもたれています。

従業員からの相談を受け、監督署が改善するよう指導しましたが、支払いがされず、調べに対し会社側は「経営不振による資金不足」と説明しているということです。

薬日新聞社は配置薬の業界新聞として1947年に創刊。

一時は4000部ほどの発行部数がありましたが、コロナ禍以降は1000部ほどに落ち込んでいたということです。

富山テレビ
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