横にゆっくりと揺れる地震発生時の北海道釧路市。
北海道で“震度4”の地震が相次ぐ
6月19日午前8時8分ごろ、根室半島沖を震源に釧路町で震度4を観測する地震が発生した。被害はなかった。
「結構大きかった」
「最近しょっちゅう起きているから気になっている」
「大きい地震が来るのではないか」(いずれも住民)

北海道では5月から太平洋側で「震度4」を観測する地震が相次いでいて、19日で6回目となった。

この状況に専門家は―
「北海道太平洋側は元々地震が全国で見ても多い。決して異常な現象ではない。2003年の十勝沖地震、2018年の胆振東部地震はいずれも前兆的な現象は全く観測されていない。今後起きる地震も前兆なく突然発生すると考えていい」(北大地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授)

スーパーでは備蓄品の売り上げが2倍に
いつ起きてもおかしくない巨大地震に向けて必要なのは「備え」だ。
「釧路市内のこちらのスーパーでは6月から防災グッズの特設コーナーを作り、紙コップやガスボンベ、ラップなどが並んでいます」(沼田海征記者)

相次ぐ地震を受けて釧路市内のスーパーでは2週間ほど前から災害に向けた商品のコーナーを設置。
水などの備蓄品が普段の2倍ほど売れていた。
「本当に何かが起これば一瞬で(在庫は)なくなる。最低限で構わないので水や非常食は持っておいた方がいい」(あいちょう 相沢長昇社長)

北海道で相次ぐ地震 専門家の見解は―
今回の連続した地震について、専門家に聞いてみると。
この6回の地震については、震源がバラバラなため直接的な関係はないということだ。
また、この地震が巨大地震の前兆かを聞くと、地震はとにかく予知が不可能だからわからないという回答だった。備えが大切だということだ。
ちなみに、一部SNS等で騒がれている7月5日に大地震が起きるという噂については、デマであると否定した。
今後も震度4と同等以上の地震が起こる可能性があるので、備えを大切にしていきたい。
