水田の水をかき混ぜて、雑草の繁殖を抑える最新の農業用ロボットの実演が津山市で行われ、地元の農家が使い方などを学びました。

水田をスイスイと進むロボット。その名も「アイガモロボ」です。田んぼに生える雑草との戦いは農家にとって長年の悩みですが、その負担を大きく軽減してくれる新たな味方です。

大手農業機械メーカーが開発したもので全長90センチ、幅約80センチ、重さ6キロです。水田に浮かべると自動で動きブラシで水をかき回して濁らせ、太陽光を遮ることで雑草を光合成しにくくします。晴れた日は太陽光で充電でき、曇りや雨の日はバッテリーで動きます。

(農家は…)
「省力化にはかなり有効な機械だと思う」

(主催した美作広域農業普及指導センター 野々上誠総括副参事)
「いかに手間をかけずに時間とコストを抑えて効果が高まるかが一番期待しているところ。そこを今後、見ていきたい」

美作広域農業普及指導センターは7月、津山市でドローンを使って上空から水田に肥料をまく作業を計画していて、省力化が図れるスマート農業を後押しするとしています。

岡山放送
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