戦後80年にあたり広島県を訪問中の天皇皇后両陛下は20日、原爆養護ホームを訪問されます。

19日夕方、両陛下は広島市内の「原爆資料館」で90代の被爆者などと懇談されました。

陛下は、それぞれの被爆体験や平和を願う思いに耳を傾け、皇后さまは「大切なことを伝えてくださって」と声をかけられ、陛下は「若い世代に一番伝えたいのはどういうことでしょうか」と尋ね、「平和というのは本当に大切ですね」と何度も述べられました。

13歳で被爆した才木幹夫さん(93):
私たちにも本当に親しくお話をお聞きいただいて。やはり十分に被爆状況を感じておられると思う。

これに先立ち、両陛下は平和公園を訪れ、約34万人の犠牲者の名簿が納められた「原爆慰霊碑」に白い花束を手向け、深く拝礼されました。

また「原爆資料館」では予定時間を超え、子どもの遺品などの展示を見つめ、「痛ましいですね」と述べられました。

20日は、11年前の大規模土砂災害の現場を視察し、原爆養護ホームを訪問されます。
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