足のニオイにさようなら!夏の子ども靴下事情と簡単対策

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梅雨時期、子どもが靴下を脱いだ瞬間に広がる「ぷ~ん」というニオイ。多くの親が気になるこの問題に、足の専門家が効果的な対策を教えてくれた。

子どもの足はなぜにおうのか

「暑くなってきたから、ぷ~んってくさい」と2歳児の親は話す。5歳児の親も「暑い日、すごく運動した日の帰りに車に乗せるとあれ?って」と経験を語る。

実はこのニオイのもとは足の指の間や爪の中に溜まっている汚れだ。足からの汗自体は無臭だが、汗や皮脂、古い角質などを栄養にする細菌が強いニオイを発生させる。

子どもは活発に動き回るため大人以上に汗をかきやすく、特に夏は気温や湿度が高くなるため注意が必要だ。年齢が上がるにつれてニオイは強くなる傾向にある。

足洗いのお手本と専門家のアドバイス

「足はなかなかそこまで念入りに洗わない。手は爪の中まで洗いますけど、足は洗う頻度が少ないので、洗う時は丁寧に洗ってほしい」と足のケア専門店を営む山田優希さんは話す。

富山県射水市の保育園で行われた「足育イベント」では、山田さんが足洗いのお手本を披露した。まず38度くらいのぬるめのお湯を足全体にかけ、石鹸をネットでよく泡立てる。石鹸は弱酸性のもので、普段使用しているボディーソープでOKだ。

きめの細かい泡を足に乗せ、手で足の甲、裏、指の間を洗っていく。ここで山田さんが取り出したのは歯ブラシ。「歯磨きをするような感覚で」と説明する。毛先はふさふさと柔らかいものを使用し、指の間と爪の生えぎわ、爪の先を擦ることがポイントだ。

足洗いをやってみた4歳の健人くんは「気持ちいい」と笑顔を見せた。健人くんの母親は「身体を洗った残りで…指までしっかりというのはちょっと…」と普段の洗い方を振り返った。

日常生活での対策と熱中症予防にも

足洗いの他にも、同じ靴を毎日履かないこと、足拭きタオルやマットはできるだけ毎日変えることも対策として有効だ。

さらに足からの熱中症対策も可能だという。足裏や足首の内側を冷やしたり、通気性のいい靴下や汗をしっかり吸収してくれる靴下を選んだりすることで、体感温度を調節できる。足浴も効果的だ。

親子のコミュニケーションタイムにもなる足洗い。この夏は丁寧な足のケアで、気になるニオイをおさえてみてはいかがだろうか。

富山テレビ
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