帰宅途中の女性が路上で見知らぬ男に体を触られる事件が相次いだ。
いずれも男は逃げ、行方は分かっていない。
帰宅途中にイヤホンをつけ歩いていると―
6月16日午後9時30分ごろ、札幌市白石区のサイクリングロードで20代の女性が後ろから来た男に突然抱きつかれ体を触られた。
女性は帰宅途中で、イヤホンをつけて歩いていた。
男は20～30代くらいで身長は170cmほど。緑色の半袖シャツにハーフパンツ姿だった。
「ここは街灯も少ないし、昔から不審者が多い。暗くなったら使わないようにしている、危ないから」（付近の事情に詳しい人）
さらに、16日午後9時ごろ札幌市北区屯田の路上では、自転車で帰宅中の少女が自転車で近付いてきた男に上半身を触られた。
少女は止まって靴ひもを結んでいたところだった。
いずれも男はその場から逃げていて、警察は不同意わいせつ事件として行方を追っている。
“わいせつ被害”は6月から急増
北海道内で過去5年間に女性が被害にあった不同意わいせつ事件は849件。
発生は6月から急増し、夏にかけてピークを迎える。
この時期に増える理由を、防犯対策に詳しい専門家は。
「6月を過ぎると開放的な気持ちになる。薄着になり肌が出て、それを見てわいせつ犯が狙ってくる。日がのびて出歩く人が増えるのも一因。この時期から8月までは、わいせつ事件が増える。女性は特に注意してほしい」（防犯アドバイザー 京師美佳さん）
路上には思わぬ危険がいっぱい。十分に注意していきたい。
