さて、毎日のようにお伝えしている話題だが、それでも言わせてほしい。

「きょうも、暑い!」。

各地で猛暑日となった関西の1日を取材した。そして、熱中症にも警戒が必要となっている。

各地で猛暑日
各地で猛暑日
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■各地で「猛暑日」に

関西は18日も暑くなった!

各地で、最高気温35度を超える「猛暑日」に。

35.7度を記録した奈良では、暑さがこたえて、シカも木陰でグッタリ…。

京都市でも最高気温36.5度と、ことし最も高い数値を記録した。

各地で猛暑日
各地で猛暑日

■猛暑日でもランニング 「いつもよりばててる。ちょっとしんどい」

そして、大阪市では、最高気温34.1度を記録。

木陰で涼んでいる人が多いのだが、一方…。

岩橋祐介記者:この暑さですが…ランニングをしている人がいますね。

見ているだけで暑い!ですが、週に2、3回ランニングしているという男性に、記者もお供してみた。

(Q.何時ぐらいから走ってますか?)
週に数回ランニングする男性:10分前ぐらいです。今、大体5キロぐらいなんですけど、あと5キロぐらい走ったら帰ろうかなって。

(Q.だいぶ暑いですけど、大丈夫ですか?)
週に数回ランニングする男性:(暑いので)いつもよりばててますね。ちょっとしんどいですね。いつものペースで走ったら、ちょっとしんどいですね。

と、言いつつ記者をおいて走り抜けていった…。

学生時代は剣道部(4段)でランニングは数年ぶりという記者はぐったりしている。

岩橋裕介記者:あの頃の体力がまたほしいです。

週に数回ランニングする男性「いつもよりばててる。ちょっとしんどい」
週に数回ランニングする男性「いつもよりばててる。ちょっとしんどい」

■「日陰を走る」「水分補給」「あめちゃん」 それぞれの熱中症予防策

一方で、ランナーたちが気を付けているのは?

(Q.熱中症対策は?)
ランニングが日課の男性(78):水飲んで日陰を走る!

そう、この暑さで、急激に増加しているのが、「熱中症」。

18日、ことし最高の36.5度を記録した滋賀県東近江市では、近江鉄道の線路わきで高齢の男性(93)が倒れる事案が発生。男性は熱中症の疑いがあるということで、この影響でおよそ2時間半にわたり運転が見合わせとなった。

ランニングが日課の男性(78)「水飲んで日陰を走る!」
ランニングが日課の男性(78)「水飲んで日陰を走る!」

18日、30代~80代の男女8人が熱中症の疑いで搬送された京都市の観光地・嵐山では、それぞれが、熱中症対策をとっていた。

広島から来た親子:もうほんと倒れそうです。(子供にも)絶対お水は飲むように。

広島から来た親子「もうほんと倒れそう」
広島から来た親子「もうほんと倒れそう」

また和歌山県では、「熱中症警戒アラート」が発表された。

和歌山城に遊びに来ていた人は…。

(Q.きょうの暑さどうすか?)
観光客:やばいです。下の案内所で熱中症警戒アラートが出ているので、水分を取って下さいって言われて(飲み物)3本買いました。めっちゃ暑い!

観光客:塩飴なめて、水も持って。塩レモン!

観光客「やばいです」
観光客「やばいです」

■「真夏と同じ対策を」と片平気象予報士

今後も警戒が必要な、熱中症。

気象予報士の片平さんは、来週にかけて暑い日が続くとしたうえで、こう話す。

片平敦気象予報士:初夏のからっとした暑さではなく、真夏を先取りした蒸し暑さになっている。気温自体が高く、湿気も多いと熱中症の危険が高くなる。6月と思って油断せずに、真夏と同じような熱中症対策をしてほしい。

片平敦気象予報士
片平敦気象予報士

■35度以上になると“納涼床”利用する人なし

ことし最高となる36.5度を記録した京都。午後5時過ぎの様子を中継で伝えた。

奥村志歩美記者:観光客でにぎわう四条大橋からお伝えします。きょうは比較的雲が多い印象で、日差しはあまり強くなかったのですが、ムシムシとしていて体の内側から汗がにじみ出るような暑さです。 午後5時を過ぎて、手元の温度計では34度をまだ超えています。

鴨川といえば多くの人が等間隔に並んで座ったり寝転んだりしてくつろぐ姿が有名ですが、夕方になってかなり涼しくなったので、その姿を見ることができますが、日中の暑い時間はほとんどその姿を見ることができなかったんです。橋の下は陰になっていて、多くの方が休んでいます。

この暑さの中で日中、私は近くのジェラート店を取材したのですが、やはり多くの方が涼しさを求めて訪れていました。
お店には納涼床があるのですが、そちらにはあまり人がいなかったんです。お店の方にお話を聞いたところ、35度ぐらいになると、暑すぎるのか、一気に納涼床に出る人が減ってしまうんだそうです。

京都はこれからの季節、観光地としてもにぎわいますが、『暑さ』の影響も続きそうです。きょうは、夜になってもなかなか気温が下がらない予想で、こまめに水分や塩分を補給するなど熱中症への対策が必要です。

35度以上になると“納涼床”利用する人なし
35度以上になると“納涼床”利用する人なし

■「日陰は大事」と風間さん

番組コメンテーターの元フジテレビ解説委員・ジャーナリストの風間晋さんは「日陰はとても大切。日傘で常に日陰を持ち歩いている」と話す。

風間晋さん:VTRの中に出てきた男性が『日陰走ってます』と言ってたじゃないですか。日陰はとても大事だと思って、日傘ですよね。僕も使ったりするんですけども日傘さしてるだけで、1~2度違いますよね。感覚が。しかも日傘は常に日陰を持ち歩けますから。

(関西テレビ「newsランナー」2025年6月18日放送)

風間晋さん
風間晋さん
関西テレビ
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