国内最大級の小学生スケートボード大会「FLAKE CUP」で、大会初の2部門優勝を成し遂げた宮崎県の小学6年生コールター カノア選手。ストイックに技を磨く様子を取材した。
国内最大級の小学生スケートボード大会

巧みにスケートボードを操る少年、宮崎市・木花小学校6年のコールター カノア選手、12歳。
コールター カノア選手:
平日は2.3時間程度、週末は6時間以上やっている。楽しいからずっとやりたい。
カノア選手は、5月に三重県で開かれたスケートボードの全国大会「FLAKE CUP」で、「パーク」と「ストリート」の2つの部門で優勝した。ダブル優勝は大会初の快挙だ。

「パーク」は、地面を大きくくりぬいたような曲線的な形状のコースで、空中に飛び出す「エア・トリック」などが見どころ。

「ストリート」は、階段や手すり、坂など「街」の風景をイメージしたコースで、主に直線的な構造物を使って技を競う。

Q.優勝したときの気持ちは?
コールター カノア選手:
「パーク」のほうは優勝できると思っていたから、技が決まって、優勝できてホッとした。「ストリート」はそこまで自信がなくて、優勝できたことを知ったときはびっくりした。
「FLAKE CUP」は、小学生ナンバーワンを決める国内最大級の大会で、堀米優斗選手など世界のトップスケーターも小学生時代に出場している大会だ。カノア選手は、この大会で2024年はパーク4位。今回は小学校最終学年の6年生。初優勝を狙って、独学で練習に打ち込んだ。

母 コールター 加寿美さん:
ラストイヤーで「パーク」はもちろん、「ストリート」も気持ちが入っていて、自分のヒートになったときから気迫を感じた。

大会でもとりいれたカノア選手の得意技、「ステールフィッシュ」を披露してもらった。

TREASURE ISLE 渋谷玄仁さん:
カノアくんは力が入っていなくて、脱力が格好いい。無重力を使いこなしていると思う。自分で考えながら練習し、技を完成させる姿は大人顔負けのストイックさ。

父 コールター スコットさん:
今やっていることをどんどん続けていってほしい。私たちはそれを後ろから応援するだけなので、突き進んでほしい。
カノア選手の夢は、プロのスケーターになり、世界で活躍すること。

コールター カノア選手:
エアーは誰よりも高く飛ぶ、グラインドは誰よりも長くしようとか常に思っている。スタイルを生かして、テクニカルより、大きくて迫力のある技をどんどんかましていきたい。
カノア選手は2歳の時に初めてスケートボードに乗り、その時からずっとスケートボード一筋だ。好きだからこそ本番でも楽しんでプレイできるのかもしれない。これからの活躍が楽しみだ。
(テレビ宮崎)