重箱料理などを販売する「花ぐすく香華堂」が運送業などを営む企業に事業承継されることになり、11日に調印式が行われました。

那覇市に本社を構える花ぐすく香華堂は、1971年に創業し、シーミーや旧盆など伝統行事に欠かせない重箱料理など、沖縄の伝統的な総菜を製造・販売しています。

長年、沖縄県民に親しまれてきましたが、花城嘉代子社長が後継者がいないことに悩み、県事業承継・引継ぎ支援センターに相談したところ、運送業や食品加工などを手掛ける沖縄SEIWAサービスが事業を引き継ぐことになり、5月から新たな経営体制がスタートしました。

花ぐすく香華堂 花城嘉代子代表取締役:
自分がいつまで続けられるかなというのは逆にカウントダウンが始まるなと思っていたので、引き継いでいただいて安心だなという気持ちで(承継)させて頂きました

花ぐすくの従業員はそのまま引き継がれるということで、沖縄SEIWAサービスの比嘉康裕社長は「自社で手掛ける野菜の加工処理などの強みを活かして事業を成長させていきたい」と意気込みを語りました。

沖縄テレビ
沖縄テレビ

沖縄の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。