伝統と自然の中で“挑戦”九谷焼の陶芸体験からアドベンチャーアスレチック、能登牛バーベキューまで一日で楽しむ

石川県能美市には、創作意欲を刺激する九谷焼の伝統文化と、自然の中で思いきり体を動かせるアクティビティスポットが共存している。テーマは「学ぶ、遊ぶ、食べる」初めての人でも楽しめる体験型スポットに注目だ。

世界に一つだけの「左右非対称？」誕生！九谷焼の魅力に触れ

石川県能美市にある九谷陶芸村。ここにあるのが、「KAM能美市九谷焼美術館・体験館」だ。九谷焼の歴史や作品を展示するだけでなく、実際に自分で作品を作れる体験館を併設している。今回は九谷焼の魅力をより深く理解するため、ロクロを使ったお茶碗作りと絵付け体験に挑戦した。

「小学校以来のほぼ初心者なんですが、結構完璧主義なので細かいところまで綺麗にできるんじゃないかな」となぜか自信たっぷりの加藤アナウンサー。担当の最上進さんの指導のもと、まずはロクロを回してお茶碗を作る作業に挑んだ。

粘土を上に向かってまっすぐ伸ばしていく最初の工程から苦戦。「上の方が遠心力みたいなので…」と悪戦苦闘。しかし、最上さんのアドバイスを受けながら、少しずつ形を整えていく。

苦労の末に完成した作品は、均一には程遠いユニークな形状。「この子は、ちょっとゆがんでいので左右非対称という名前をつけます。」と名付けた加藤アナ。「この美しいフォルム。このギザギザになったエッジも味があってヨシ！世界に1つだけのマイお茶碗ができました」と自画自賛。

続いては、あらかじめ用意された素焼きの器に好きな絵を描く絵付け体験に挑戦。「実は私加藤は絵が大好きで得意なんです。」と自信を見せる彼女は、時間も忘れて没頭していた。

最上さんは「九谷焼が初めての方でもお気軽に体験できますので、ぜひみなさんお越しください。」と話していた。加藤アナも「また絵付け体験来てもいいですか？ロクロも含めてとても楽しかったです。」と満足げだ。

高さ17mからのジャンプに挑戦！自然を満喫するフィールドアスレチック

陶芸体験の後は、能美市和気町にある「アドベンチャーガーデン能美」へ。こちらは樹木や地形をそのまま生かした自然豊かなフィールドアスレチックの施設だ。森林に囲まれたこの施設では、さまざまな難易度のコースに挑戦することができる。

「やる気満々なんですが、一つだけ不安なことが…」と切り出す加藤アナ。「運動経験が全く無くて、運動神経がないんです。」との事。でも、「体育の授業とかは、関心意欲、態度だけは良かったのでやる気でカバーします。」と不安をのぞかせつつも前向きな姿勢で臨んでいた。

そんな加藤アナでも安心して愉しめる事が出来るのがこの施設。インストラクターが常駐しているのだ。インストラクターの堀川祐喜さんによる安全講習を受けた後、初心者向けの「チャレンジコース」に挑戦だ。

チャレンジコースでは、揺れる橋を進んでいく。「初心者コースとはいえ、バランスが崩れそうでなかなか前へ進めません」と苦戦しながらも、なんとかコースをクリア。

堀川さんからは「かなりスムーズに終わってたのでアドベンチャーもいけるんじゃないかなと思います。」と評価してくれた。

と言うことで、より難易度の高い「アドベンチャーコース」にも挑戦することになった。高難度のアドベンチャーコースでは、サスペンションブリッジ（難易度★★☆☆☆）やツイストブリッジ（難易度★★★★☆）など、より高度な障害物に挑む。特にツイストブリッジは足場がねじれており、掴まるところもない状態で渡らなければならない。