秋田港などで洋上風力発電を担う秋田洋上風力発電が漁業補償として支払った協力金は経費として認められないとして、仙台国税局は、6億円余の申告漏れを指摘していたことが分かりました。
申告漏れを指摘されたのは、秋田港・能代港で洋上風力発電を担う「秋田洋上風力発電」です。秋田洋上風力発電は、漁業者への補償として県漁業協同組合に協力金を支払い「経費」として計上していました。
しかし、仙台国税局は経費に該当しない「寄付金」に近い性格の支出と判断し、2019年度から2023年度までの5年間で6億円余の申告漏れを指摘しました。
秋田洋上風力発電は、事務処理ミスが原因とし、2025年3月国税局の指摘通り修正申告し、過少申告加算税と延滞税などを含め、1億9000万円を納付したとしています。