6日、「イット!」が取材した神奈川・横浜市のスーパー。
銘柄米を巡るあの話は本当でした。
スーパーセルシオ和田町店・鶴田英明店長:
こちらにあるのが全て銘柄米。銘柄米の動きが悪くなってきているので、割引の処理をする。
この店では急きょ、6日から銘柄米を値引き。
シールを1つずつ貼っていきます。
スーパーセルシオ和田町店・鶴田英明店長:
(Q. 理由は?)徒歩30秒のところにコンビニがある。(コンビニが)古古古米を取り扱えるので、客の意識としては“コンビニで買おう”という客が一定数いると思う。
備蓄米のコンビニ販売が引き金となり苦渋の決断をしたといいます。
スーパーセルシオ和田町店・鶴田英明店長:
1割引きは当店としてはかなり痛手。売れないとまるまる損になってしまう。何が何でも販売しなくてはいけない。見切りしている。安くなった分、消費者は買ってくれると思う。
新しい価格に、客は「(Q. 銘柄米を値下げしたが?)驚きました。下がることについてちょっと(まだ)高めかな」と話しました。
銘柄米の“値下げ圧力”となっている低価格の米。
6日も新たな動きがありました。
大手スーパーのイオンは、6日からアメリカ産のカルローズ米の販売を始めました。
5kgではなく4kgで税込み2894円です。
カルローズ米購入客:
年金暮らしだからね。食べられればなんだっていい!
さらに2000円台の備蓄米は全国で…。
福島・いわき市のスーパーでは6日、5kgで税込み2139円の備蓄米を販売。
用意された600袋が飛ぶように売れました。
小泉農水相:
今の見立てでは(備蓄米は)6月の下旬から7月にかけて、今と比べても相当な量が世の中、市中に出回っていく。
一方、備蓄米がゼロになった場合の対策として注目の一言を。
小泉農水相:
緊急輸入も含め、あらゆる選択肢を持って迎えたい。聖域なくあらゆることを考えてコメの価格の安定を実現していく。