静岡県静岡市葵区の博物館では全国の名城をテーマにした模型の展示が行われています。再現が難しいとされてきた駿府城の天守閣の模型も展示されています。

光田有志アナウンサー:
静岡県で有名なお城といえば掛川城や浜松城などがありますが、やはり外せないのが静岡市の駿府城ですよね。この駿府城を再現した模型がすぐ隣のこちらの博物館で見られるということなんです。

静岡市歴史博物館で開かれている「模型で見る駿府城と日本の名城」。

駿府城を始め江戸城や姫路城など1/150のスケールで再現された全国の10の名城が展示されています。

それぞれの城の大きさを比較したり360℃さまざまな角度から見ることができます。

光田有志アナウンサー:
ほかのお城に比べても天守閣の乗っている天守台がかなり大きなものだったことが分かります

徳川家康公が将軍を退いたあと、余生を過ごす場所として築いた駿府城の天守閣。

静岡市が行った発掘調査では、それを支える天守台は江戸城をしのぐ日本一の大きさだったことが明らかになっています。

ただ駿府城は正確な設計図が残っていないことから、今回の模型は3つある有力説の1つをもとに再現されているということです。

静岡市歴史博物館・森昌俊 学芸員:
もちろんすぐ隣に駿府城公園がありますし、発掘調査によりましてこの天守台も見られるようになっております。そちらの天守台はまさしく「実物」ですので実物も併せて楽しんでいただければと思います。

「模型で見る駿府城と日本の名城」は静岡市歴史博物館で6月15日まで開かれています。

テレビ静岡
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