地震や寒さに強い水道が岩手県盛岡市の中心部に整備されました。
365日いつでも飲料水を供給できるその名も「365すいどう」。東北では初めての設置です。
6月6日は盛岡市の関係者などが出席してお披露目式が開かれました。
地震に強く冬でも凍らない「耐震不凍給水栓」は盛岡市が約600万円をかけて整備したもので、東北では初となります。
“365日いつでも給水できる”として「365すいどう」という愛称が付けられました。
耐震性がある水道管を使っていて地震が発生した際にも安定して水をくむことができるほか、冬場の凍結にも強いつくりとなっています。
増子智絵美記者
「こちらの365すいどう。蛇口を閉めると同時に水抜きがされます」
青を基調とした目を引くデザインは釜石市出身の障がい者アーティスト・小林覚さんが手掛けたものです。
利用は6日から始まり、内舘茂市長は「この給水栓が災害や寒さに強い盛岡のシンボルとなることを願う」と期待を込めました。
盛岡市給排水課 小平敏彦課長
「災害はいつ発生するか分からない。寒い時期に発生することもある。そういうときにもこの給水栓は365日使うことができる」
盛岡市ではこの水道を2042年度までに市内72カ所に整備する計画です。