東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県宮古市田老地区から自然災害の記録や教訓を発信します。
市の災害資料伝承館が6月6日に開館し式典が開かれました。
セレモニーには山本市長など関係者約70人が出席し開館を祝いました。
旧田老総合支所の跡地に建てられたこの伝承館は宮古市を襲った全ての災害の記憶や教訓を次の世代に伝えようと、市が約5億5000万円かけて整備しました。
館内には田老地区に整備された防潮堤の歴史や、2024年に刈屋地区で発生した山林火災など自然災害に関する資料約130点が展示されています。
このうち津波のCG動画が投影される立体模型では被害や復興の様子を時系列で学ぶことができます。
宮古市災害資料伝承館 高岩将洋館長
「気軽に来館して防災を勉強して、ぜひ日常生活に生かしてほしい」
宮古市災害資料伝承館は入館が無料で毎週月曜日が定休日となっています。