6日の県内は各地で気温があがり、山形は最高気温30.3℃と真夏日になった。そんな中、山形市では県内でのフルーツの栽培開始150周年を祝うイベントが開かれ、涼し気なアトラクションが登場した。
(リポート)
「12時を回った山形市です。いま日差しが出てきてどんどん暑さが増しています。町を行くみなさんを見ても、日傘をさしたり帽子をかぶったりして暑さ対策をしています」
6日の県内は高気圧に覆われた影響で各地で晴れた。
最高気温は、山形が30.3℃と真夏日を記録したほか、鶴岡29.4℃、米沢29.1℃となり、県内22カ所の観測地点のうち5カ所で今年最高を記録。
ほとんどの地点で7月中旬~下旬並みとなった。
こうした中、山形市の文翔館ではサクランボなどのフルーツの栽培が県内で始まって150周年を祝うイベントが開かれ、吉村知事が「150周年宣言」をした。
(園児)
「農家のみなさん、今年もおいしいサクランボやフルーツを作ってくださいね。楽しみにしています」
イベントでは山形市内のこども園の園児が150周年を祝う応援メッセージが寄せたほか、吉村知事から園児たちへサクランボがプレゼントされた。
また、会場内には県産フルーツを使ったスイーツなどを販売する屋台が並び、訪れた人がスイーツやドリンクを楽しんでいた。
(リポート)
「たくさんの行列ができています。これからこちらでは流しサクランボが行われます」
流しそうめんではなく、長さ20メートルのサクランボの流し装置。
会場に集まった人たちが箸やスプーンを使ってサクランボつかみに挑戦した。
(参加者)
「楽しい! おいしい!」
「新鮮でおいしかった」
「すごくとるのが楽しかった」
「水流が早くて取りにくかったけれど、スプーンだったからうまく取れた」
「水が気持ちよくてちょっと取りづらかったけれど、おいしくてよかった」
このイベントは7日まで、山形市の文翔館で開催されている。
ウェザーニューズの予報によると、山形の最高気温は7日も31℃と真夏日、10日(火)まで気温が高い状態が続きそう。
そのほかの各地でも暑くなりそう。
県は熱中症のリスクが高まるとして、こまめな水分補給、外出の際は日傘や帽子で日差しを避ける、エアコンで室内の温度を適切に保つなど、対策するよう呼びかけている。