2024年10月、鹿児島市で三反園訓衆議院議員の後援会事務所に爆竹を投げ込んだとして、威力業務妨害の罪に問われている男の初公判が鹿児島地裁で開かれ、男は起訴内容をおおむね認めました。
威力業務妨害の罪に問われているのは、本籍が鹿児島市で住所不定の無職・泉卓志(62)被告です。
起訴状などによりますと、泉被告は衆院選翌日の2024年10月28日、鹿児島市谷山中央3丁目の「みたぞのさとし後援会」の事務所前に火をつけた爆竹1束を投げつけて原付バイクで逃走し、選挙後の取材対応業務を妨害したとされています。
鹿児島地裁で開かれた5日の初公判で、泉被告は起訴内容をおおむね認めた一方で、「爆竹については1束の半分だけ」などと主張しました。
冒頭陳述で検察側は、泉被告が事件当日の朝に見た三反園議員のインタビューで自分が気にくわない団体に感謝の言葉を述べていると思い込み、腹が立って犯行に及んだと事件の経緯について指摘しました。
次回の公判は7月3日で、証拠調べや被告人質問が予定されています。