あなたのお気に入りの一冊が見つかるかもしれません。
約3000冊の古本などを販売する「古書目利き市」が、6日から鹿児島市のマルヤガーデンズで始まりました。
ずらりと並ぶ小説やアートの本。
古本の魅力を知ってもらおうと、マルヤガーデンズで6日から開かれている「古書目利き市」です。
会場では、鹿児島市内5つの古書店が選りすぐった約3000冊が販売されています。
日本だけでなく海外からも高い評価を得る村上春樹の初版本。
保存状態もよく、高値がつけられています。
昭和28年発行の童話は、印刷されている文字や、紙の色と質感に時代を感じます。
中西沙綾記者
「会場には海外の絵本もたくさん用意されています。中にはこちら、絵本の神様とも呼ばれている、カール・デコットの作品もあります。繊細なタッチの挿絵も印象的です」
様々な人の手に渡りながら読み継がれる古本たち。
本離れが加速していると言われますが、県古書籍商組合によりますと、大正時代から現在にかけて、組合に加盟する古書店は10店舗前後であまり変化はないということです。
訪れた人
「この年季がいい感じですよね。新しい本とは違う。人が読んできて自分に回ってきたんだなみたいな」
古本屋ブックスパーチ・諏訪田寛人さん
「珍しいものなど実際に目で見て手に触れる機会。まずはそれを楽しんでほしい」
「古書目利き市」は6月15日まで開かれています。