2024年1年間に岩手県内で生まれた子どもの数は統計開始以降初めて5000人を割り込みました。
また1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」は1.09で過去最低となりました。
厚生労働省によりますと、2024年1年間に県内で生まれた子どもの数は4896人で、前の年から536人減り、1899年の統計開始以降初めて5000人を下回りました。
また合計特殊出生率は1.09で前の年を0.07ポイント下回り、6年連続で過去最低を更新しました。
都道府県別では埼玉や千葉と並んで7番目の低さとなっています。
県の子ども子育て支援室では「出生率の低下の一番大きな要因はコロナ禍で婚姻の数が大きく減ったこと」と分析しています。
そのうえで「すぐに数字には表れなくても各市町村と連携しながら、少子化対策が効果的に進むようさらに取り組んでいきたい」としています。