除染で出た土の再生利用について、石破総理はこの夏に総理官邸から始める考えを示した。
福島県の双葉地方町村会は6月4日、石破総理に復興・再生に向けた要望書を提出した。
そのなかで、石破総理は原発事故による除染で出た土の再生利用について、この夏に総理官邸から始める考えを伝えた。
石破首相は「我々がちゃんと使えますよということを示さないと、日本国中にご理解いただくことにならないので、まず官邸から始めたいと思います」と語った。
除染で出た土のうち、４分の３にあたる放射性濃度が基準を下回るものについては、公共工事などで再生利用する方針だが、受け入れ先の確保が難航している。
双葉地方町村会の吉田会長は面会後、「多くの皆さんに安全性を認めてもらうことがまず大事」と話し、受入れ先の拡大につなげていきたい考えを示した。
