斎藤知事の疑惑を告発した元幹部の私的な情報が漏えいした問題。
斎藤知事は責任を取って自身の給与をカットする条例案を、早ければあさって=6日にも提出する考えを示しました。
これに対し、議会側は「話にならん。辞職以外ない」などと反発しています。
【斎藤知事(4日午後3時ごろ)】「わたしとしては、今回50パーセントの減額措置で組織の長としての一定の身の処し方とさせていただきたい」
元側近による情報漏えいについて、「給与のカット」で自身を処分すると改めて強調した斎藤知事。
早ければあさって=6日にも、条例を県議会に提出するつもりだと明らかにしました。
■第三者委「知事側近・元総務部長が漏えい」認定 知事自身の処分「給与50%カット」
第三者委員会の調査ではパワハラなどの疑惑を巡って、斎藤知事の側近だった当時の総務部長が、告発者の私的な情報を外部に漏洩したと認定され、「知事らの指示だった可能性が高い」とも指摘されています。
斎藤知事は一貫して指示を否定していますが「トップとしての責任を取る」と現在30パーセントカットされている給与を、来月から3カ月間、『50パーセントカット』=『月67万円』にすると提案していました。
■県議会側反発「給与カットでは済まない状態 知事が辞職する以外にない」とも
しかし県議会側は処分に納得していません。
【ひょうご県民連合 上野英一幹事長(きのう)】「給与カットでは済まない状態。知事が辞職する以外にないと、県政の混乱収める方法はない。このような給与カット出されても話にならん」
他の会派からも「責任の取り方に疑問が残る」などの意見が出ています。
■議会反発に知事「「最終的には議会の判断にはなると思うが…」
斎藤知事はこうした議会の声について会見で問われ、次のように答えました。
【斎藤知事】「最終的には議会の判断にはなると思うが、今回の県保有情報を適切に管理できていなかったという組織としての問題がありましたので、組織の長として副知事も含めて一定の減額措置をさせていただく」
県議会が今後どこまで責任を追及するのかが焦点となっています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年6月4日放送)