西部ガスホールディングス(HD)は4日、東京の民間企業と業務提携し、福岡市内のホテルで9月から産後ケアホテル事業の実証実験を始めると発表しました。

産後ケアホテルは、産後の母子や家族が心身の回復を図れるように専門スタッフによるケアや育児指導などが受けられる宿泊型の施設です。

西部ガスHDは産後うつや育児不安を解消し、スムーズな子育てを支援するため、東京の民間企業Josan-she'sと業務提携し、産後ホテル事業の実証実験を行うことにしました。

西部ガスHDによりますと、民間企業では九州初の取り組みだということです。

事業の名称は「Prologue」(プロローグ)で、福岡市東区のリゾートホテル「ザ・ルイガンズ.スパ&リゾート」で6月中旬から下旬に予約の受付を始め、9月の宿泊開始を予定しています。

対象は生後6カ月未満の赤ちゃんを想定し、住んでいる地域に関係なく1泊から希望の日数で連泊ができるということです。

オーシャンビューの客室でリフレッシュしながら助産師などによる心身のケアが受けられるほか、24時間託児サービスやLINEによる相談サービスもあります。

料金は、宿泊(母子と同伴者)、食事(1日3食とおやつ2食)、24時間託児、助産師ケアなどを含み1泊7~9万円程度(税込み)を想定しているということです。

西部ガスHDは「この取り組みを起点に”産後ケアが当たり前になる文化”の醸成を目指したい」としています。

テレビ西日本
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