九州電力は定期検査中の玄海原発3号機で、蒸気がわずかに漏れているのが確認されたことから4日に予定していた原子炉の起動を延期すると発表しました。

玄海原発3号機はことし3月から定期検査を行なっています。
九州電力によりますと2日午後11時50分から、蒸気をタービンに送る系統を検査するため配管に弁を取りつけ、3日午前1時50分ごろ検査を終えました。
午前3時ごろ検査装置を取り外そうと弁を閉めたところ、蒸気がわずかに漏れているのが確認されたことから弁の再点検が必要と判断し、当初4日に行なう予定だった原子炉の起動を延期することを決めました。
いつごろ起動するかはまだ決まっておらず、これに伴い6日の発電再開も延期される見込みです。
県や九州電力によりますと、今回漏れた蒸気は放射性物質を含んでおらず、作業員や周辺環境への影響はないということです。

サガテレビ
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