韓国の大統領選挙で革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏が勝利し、4日、大統領に就任しました。
韓国の国会前から、FNNソウル支局・濱田洋平記者中継でお伝えします。
2024年12月の「非常戒厳」から国のトップが不在という状況が続いていましたが、国民は3年ぶりの政権交代を選択しました。
李新大統領は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の「非常戒厳」宣言に対する国民の反発が追い風となり、過去最多の得票数を記録して当選しました。
こうした中、李氏は午前11時から国会内で就任行事に臨んでいます。
李在明新大統領:
内乱で崩れ、失われたものを回復し、持続的に成長・発展する社会をつくります。
また、「北朝鮮と対話協力を通じて朝鮮半島の平和を構築する」と前政権の強硬路線から方針を変換し、緊張関係を緩和する方針を示しています。
過去には日韓関係について、尹前政権の対日政策を「屈辱外交」と非難していましたが、選挙戦では「日本は重要なパートナー」とも述べていて、先行きは不透明な状況です。
一方で、李氏は5つの刑事裁判を抱えていて、今後、政権運営に影響するかどうかも注目されています。