去年、生まれた赤ちゃんは68万6061人で、1899年の統計開始以来、初めて70万人を割り込みました。
厚生労働省によりますと、去年、生まれた赤ちゃんは前の年より4万人以上少ない68万6061人で、1899年に統計を取り始めて以来最も少なく、初めて70万人を割り込みました。
また、1人の女性が、生涯に産む子どもの数をあらわす合計特殊出生率は1.15で、9年連続で低下し過去最低となっています。都道府県別では、最も低かったのは東京都の0.96で、最も高かったのは沖縄県の1.54で、次いで福井県の1.46でした。
一方、去年結婚したカップルは48万5063組で、前の年から1万322組増え、平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.8歳となっています。
厚労省は「急速な少子化に歯止めがかかっておらず危機的な状況に変わりない。対策に力をいれて取り組んでいきたい」としています。