随意契約で売り渡された政府備蓄米の販売が4日午前、福岡県内の店舗でも始まりました。
このうち福岡市早良区の「ドラッグストアコスモス小田部店」では午前10時の開店と同時に販売を開始しました。
扱うのは随意契約で売り渡された2022年産のいわゆる「古古米」で、5キロ税込み1980円で販売し、小田部店では4日、40袋を準備しているということです。
多くの人に行きわたるように、1人1点限りの販売となります。
今回の随意契約でコスモス薬品は2022年産の古古米を全体で、流通大手のイオングループと並ぶ2万トンを確保し、4日は福岡県内の全店舗で販売するということです。
コスモス薬品は「知る限りでは福岡県内で最初の備蓄米の販売ではないか」としています。
福岡県内ではコスモス薬品のほか、「ミスターマックス」「イオン九州」「ドン・キホーテ」「ラ・ムー」などの店舗でも準備が整い次第、備蓄米の販売が始まる見通しです。
備蓄米の販売がすでに始まっている関東や関西では、購入を希望する客が一部で行列を作り争奪戦となっていることから、コスモス薬品は混乱を避けるため発売日の事前告知をしていませんでした。
担当者は「多くのお客様に行き渡るように努力します。精米したてがおいしいので買いだめがないようにお願いします」と冷静な対応を呼びかけています。
