熊本地裁は安心して過ごせるはずの保育園での被告の犯行を厳しく断じた。2024年に実習先の保育園で園児にわいせつな行為をした罪などに問われた、当時大学生の男に対し、熊本地裁は6月2日に懲役6年の判決を言い渡した。
「被害者の尊厳を踏みにじる行為」
判決を受けたのは、阿蘇市一の宮町に住む白石迪也被告(22)。

判決によると、白石被告は大学生だった2024年8月から9月にかけて、熊本県内にある実習先の保育園で、園児2人にわいせつな行為や性的な行為などをしたもの。

6月2日の判決で熊本地裁の中田幹人裁判長は、「自身の立場を悪用し、被害者が性的意図を理解できないことにつけ込んだもので、被害者の尊厳を踏みにじる犯行」と指摘。

「安心して過ごせるはずの保育園で被害を受けたことは、子どもの健全な成長に悪影響を及ぼす懸念があり、被害結果は重大である」などとして、白石被告に懲役6年の判決を言い渡した。
(テレビ熊本)