3日南城市の小学校では、遺骨収集を続ける男性を招き、いまの時代に続く沖縄戦の実相を学ぶ平和学習会が開かれました。
玉城小学校の3年生と4年生に講演したのは沖縄鍾乳洞協会の松永光雄さん(71)で、遺骨収集を続けながら平和ガイドとして、戦争体験者から聞いた体験の語り部として活動してきました。
松永光雄さん:
戦争の話を聞いて皆さんにわかっていただきたいこと。それは人間の命の尊さ。命ほど尊いものは無いということ
松永さんは子どもたちに遺骨収集の中で見つかった遺品や日用品に触れてもらい、沖縄戦の痕跡がいまだ地中やガマの中に残っていることを伝えました。
松永光雄さん:
これは出て来たところは具志頭の安里。印鑑もあるし小さい骨が出て来た
女子児童:
爆弾だったら重いのでこんなものを投げていたりしたのがすごいなと思いました。今後は戦争が無いようにしていきたいです
男子児童:
遺骨がたくさんまだ沖縄にあるのがちょっとこわい。戦争はしたくないして欲しくないし経験したくないです
松永さんの活動に触れた子どもたちは、戦争を繰り返してはいけないという思いを強くしたようでした。