全国のニュースでもお伝えしている通り、プロ野球読売ジャイアンツの選手、監督として活躍した「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さんが、3日朝、肺炎のため89歳で亡くなりました。
長嶋さんは生前たびたび鹿児島を訪れ、ファンの熱い声援を浴びていて、鹿児島のファンも国民的スーパースターの死を惜しんでいました。
巨人の監督時代の1999年。
長嶋さんは鹿児島市で行われたセ・リーグ東西対抗試合の始球式でバッターボックスに立ち、スタンドをわかせました。
また長嶋さんは鹿児島市で行われていた千葉ロッテマリーンズのキャンプでも選手を直接指導しました。
ミスターを一目見ようと多くのファンが訪れ、変わらぬ人気ぶりをみせていました。
長嶋さんの訃報を聞いた鹿児島のファンは…
ファン(60代)
「毎日テレビで見てました。魅力的なプレーをして熱くなる人。残念です」
「オールスター戦を(福岡の)平和台球場に見に行った。その時に(ナマで)見たことある」
「義務教育の9年間が(巨人の)V9と重なった。子どもの頃から巨人ファン」
「ここという勝負所の強さが印象に残っている。まさに記憶に残る選手。楽しませてくれてありがとう」
鹿児島中央駅近くに店を構えるカレーショップ90番。
長嶋さんの大ファンという店主の岩切秀史さん(77)です。
カレーショップ90番・店主 岩切秀史さん
「本当にびっくりしました 信じられない気持ちでいっぱい。今でも信じられない。華があるし、オーラがあるし、プレーも明るい。人間的にも明るい、みんなを幸せにする」
お店に飾られている長嶋さんの監督時代の写真。
これは48年前の店のオープンに合わせて、東京の写真好きの知り合いに撮影を頼んだそうです。
岩切秀史さん
「後楽園球場に行ってもらってノックをしているところを撮ってもらった。90番を写っているように撮ってくださいと頼んだ。1枚しかない」
ジャイアンツが優勝すると割引セールも行うなど長嶋愛、ジャイアンツ愛にあふれる90番。
長嶋さんへの思いを次のように話してくれました。
岩切秀史さん
「長嶋さんが引退するときには『永久に不滅』と言った。我々の心の中では『永遠に不滅』なんです」