全国のスーパーでのコメの販売価格が3週間ぶりに値下がりました。
農林水産省は6月2日、全国のスーパーでのコメの販売数量や価格の推移を発表。
5月19日から25日までの全国約1000店舗のスーパーで販売されたコメ5kgあたりの平均価格は前の週より25円低い4260円で、3週間ぶりに下落しました。
一方で、依然として去年の同じ時期の約2倍の高値水準が続いています。
コメの種類別でみると、銘柄米が4453円、ブレンド米が3918円となっているほか、販売数量に占めるブレンド米の比率は前の週に比べて2％高い36％となっていて、備蓄米の流通が進むとともに増加傾向となっています。
また、随意契約された備蓄米が5kgあたり2000円前後という価格で先週から販売が始まる中…
【小泉農水相】
「随意契約による備蓄米が出て行くことによって、今までの1回目から3回目までの入札米、これが少し高めの水準になるのでどうしようかと。こういった声があることは承知をしている。扱いに困っているところがありましたら、遠慮なくお申し出いただいて、次なる展開へと使っていきたい」
小泉農水大臣は随意契約が始まる前に競争入札で売り渡された備蓄米について「申し出があれば買い戻したうえで、再度、随意契約で売り渡すことも含めて対応したい」と話しました。
