２０２４年に国内で導入された鉄道車両の中で、最も優れた車両に贈られる鉄道友の会の「ブルーリボン賞」にも選ばれた車両の世界を再現します。岡山と山陰を結ぶ特急列車「２７３系やくも」を忠実に再現したホテルの部屋が岡山市に誕生しました。
「やくも」の部屋を企画したのは、ＪＲ岡山駅西口に隣接するホテルヴィアイン岡山です。部屋がある１２階を案内してもらうと…
（高田亜矢子 記者）
「外観からやくもそっくりに再現されている！中は…確かにベッドがあってホテルの部屋だが、やくも一色に染まってる」
鉄道ファンに「やくも」の世界観を楽しんでほしいという思いで企画された「２７３系やくもルーム」。
ベッドのシーツやクッションにはやくものロゴがあしらわれ、壁には大きく高梁川の風景写真が。まるでやくもに乗って旅をしている気分になれそうです。電光掲示板の下には…鮮やかな緑色のソファー席に、雲の形をしたついたてやテーブルも。やくものセミコンパートメントを忠実に再現しました。
（開発担当者）
「トレインビューが一番の見どころ。窓を開けて見てもらうとより楽しんでもらえると思う」
６月３日はあいにく、取材の時間帯に倒木の影響で「やくも」が運転取りやめとなってしまいましたが、普段は窓から、岡山駅に停車している「やくも」が見えるということです。
（開発担当者）
「このやくもルームがきっかけで岡山や山陰を訪れるきっかけを提供できたらうれしい」
「２７３系やくもルーム」はヴィアイン岡山に２部屋設置されています。６月５日から宿泊可能で、公式ホームページから予約できるということです。
