救急搬送時のけが人や、急病人の情報を救急隊と受け入れ先の医療機関が、迅速に共有するシステムの実証実験が本島南部の4つの消防本部で行われます。
本島南部の4つの消防本部に実証実験で導入されるのは、患者の情報をタブレット型の端末で伝える救急医療情報システムです。
このシステムでは、救急患者の免許証やお薬手帳などを撮影すると搬送予定の病院などに患者の情報がリアルタイムで共有できるもので、医療機関で診療の準備が迅速に整えられることが期待されています。
4つの消防本部の地域では、高齢化や観光客の増加を背景に、2024年1年間の救急出動件数は1万6600件あまりで、3年前よりも3800件あまり増えていました。
実証実験は6月10日から7月25日まで行われるということです。