韓国の大統領選挙は3日、投開票日を迎えました。
革新系野党の李在明(イ・ジェミョン)候補がリードしていて政権交代となるか注目されています。
最新情勢についてソウルからFNNソウル支局・柳谷圭亮記者が中継でお伝えします。
大統領が国会に軍を投入するという、前代未聞の事態となった非常戒厳宣言から半年。
今なお社会の混乱が続く中、国民はきょう新たなかじ取り役に誰を選択するのか、注目が集まります。
3日朝、ソウル市内の投票所には続々と市民が訪れ次期大統領を決める1票を投じています。
投票に来た人:
正常な国になることを願って投票に来た。
終盤の世論調査の支持率では革新系野党の李在明候補が保守系与党の金文洙(キム・ムンス)候補に約10ポイントの差を付けリードを保っていて、政権交代が有力視される情勢です。
李候補をめぐっては日本への強硬的な姿勢でも知られていますが、選挙期間中には日韓関係を重視する姿勢をアピール。
日本の外交筋も「今の良い日韓関係をいきなり壊すことはしないだろう」と見つつも「世論に左右される可能性がある」として李氏の言動を警戒しています。
投票は午後8時に締め切られ大勢は深夜にも判明する見通しです。