「百日ぜき」の新規感染者数が、2週連続で過去最多となりました。
「百日ぜき」はせきが長引くのが特徴で、子どもを中心に感染し乳児がかかった場合は重症化して死亡するおそれもあります。
国立健康危機管理研究機構(JIHS)によりますと、先月25日までの1週間で報告された全国の感染者数は前の週から350人以上増え2660人に上り過去最多となりました。
一方、風邪のような症状と頬に発疹が現れるのが特徴の「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」の新規感染者数は1医療機関あたり1.97人と、過去最多だった前週(2.05)より減少したものの依然高い水準で推移しています。
ワクチンや薬がなく、妊婦が感染すると流産する恐れもあるため、厚生労働省は手洗いなどの対策を呼びかけています。