南城市の第三者委員会が古謝景春市長のセクハラを認定し辞職を提言したことを受けて、2日市議会には古謝市長の不信任決議案が出されました。
採決の結果、不信任案は賛成少数で否決されました。
2日南城市議会の議場に運び込まれたのは投票箱です。
第三者委員会の調査で職員に対するセクハラが認定された古謝景春市長。
その辞職を求めて、野党中立会派から出された不信任決議案を採決するためです。
与党12人、野党中立7人で構成される市議会。
可決には議員数の4分の3以上となる15人の賛成が必要で、無記名で行われた投票の結果・・・
不信任案は1部与党議員が賛成に回りましたが賛成少数で否決されました。
結果について与野党の反応です。
与党会派:新里嘉議員:
会派で今回は統一した見解というのは難しい、個人の判断でということで今回の結果だと思います。色々な意見がありますのでしっかり重く受け止めて行動していかないといけない
不信任案を出した野党会派 宮城尚子議員:
(与党議員は)無記名だったおかげで意思表示できたと捉えています。やはり声を挙げにくいのが議会においても議員においてもあったっのが顕著に出ている。職員が声上げて、市民が声上げて、議員が動けないっていうのは致命的
本会議のあと古謝市長は、「今後このような行為が行われないように職場環境を整えていく」と述べ、次のように謝罪しました。
南城市 古謝景春市長:
市民の皆様、職員の皆様にご迷惑ご心配をおかけしましたこと心からお詫び申し上げます。すみませんでした
その上で辞任はせず、2026年2月の任期まで職務を継続する考えを示しました。