週末ソフトバンクと対戦した楽天イーグルス。6月1日は先発した藤井投手が自己最多119球の熱投で今シーズン2勝目をあげました。
5月14日以来の連勝がかかるソフトバンクとのカード初戦。楽天は同点で迎えた7回、一打勝ち越しのチャンスでこの日一軍に昇格、即スタメン起用の伊藤裕季也。とにかく気持ちで打ったと、勝ち越しのタイムリー!開幕スタメンをつかむも、打撃不振で2軍降格を経験した伊藤が起用に応える一打を放ちます。
これで勝利を引き寄せたかと思われた楽天でしたが、この直後、雨脚が強まり試合は26分間の中断。すると、再開後の8回、悪夢が待っていました。4番手・鈴木翔天がフォアボールからピンチを招くとセカンドゴロの間にあっさり同点に追いつかれます。
さらに変わった西垣も制球が安定せず、押し出しのフォアボールで勝ち越された楽天。カード初戦を落としてしまいます。
2戦目は雨のため中止となり、迎えた6月1日の3戦目。試合前には浅村の2000安打達成セレモニーが行われ、元楽天で浅村が憧れの人物と語る松井稼頭央さんなどが花束を贈呈。史上56人目となる偉業達成を祝福しました。
楽天の先発は昨シーズンチーム最多タイ11勝も今シーズンはまだ1勝、藤井。立ち上がりから持ち味である緩急を生かしたピッチングを展開。4回までヒット一本に抑え込みます。
5回には2アウトからピンチを招きますが…切れ味鋭い変化球で空振り三振。無失点で切り抜けます。
6回には守備でビックプレーが飛び出します。センター辰己がこの位置からホームへノーバウンド送球。4年連続ゴールデングラブ賞受賞の実力を見せ、得点を許しません。
味方の守備にも救われた藤井は自己最多119球の熱投で、今シーズン2勝目を手にしました。