プレスリリース配信元:INSTANTROOM株式会社
リモート案件は95.8%
2025年最新のフリーランスの「Go言語エンジニア案件の調査レポート」を発表します。
8,874件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。
■調査サマリー
・Go言語案件の平均年収957万円
・リモート案件は95.8%
・Go言語案件の占有率は全体の4.15%
■目次
Go言語案件の平均年収
Go言語の案件数
Go言語案件のリモートワーク比率
Go言語案件のフレームワーク別動向
Go言語案件の多い業界
Go言語案件の職種
Go言語の特徴
Go言語で作れるもの
Go言語スキルの市場価値
調査対象
フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-5)に掲載されたGo言語求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。
・対象期間
2024年2月1月~2025年6月2日
・対象件数:
8,874件
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典:フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-5)
Go言語案件の平均年収
平均年収957万円(言語年収ランキング4位)
Go言語案件の平均月額単価は79.7万円、平均年収は957万円で、年収ランキングでは4位に位置しています。Go言語はGoogleが開発したオープンソースの静的型付けコンパイル言語で、軽量スレッドであるgoroutineとチャネルによる高性能な並行処理が特徴です。
DockerやKubernetesといったクラウドネイティブ基盤との親和性が高く、マイクロサービスやコンテナ化されたアプリケーションの開発に幅広く採用されています。特にSaaS企業やフィンテック、動画配信プラットフォームなど、大規模トラフィックを処理するWebサービス分野からの需要が急増しており、シンプルな文法による学習コストの低さと高い実行速度がこの報酬水準を支えています。
さらに、gRPCやGraphQLとの統合によるリアルタイム通信、サーバーレス環境での高速起動など、Go言語ならではの技術的優位性があり、DevOps文化の浸透と共にリモートワーク案件が増加している点も特徴的です。
Go言語の案件数
案件数(案件比率)4.15% (案件数ランキング8位)
Go言語の案件は市場全体の4.15%を占め、案件数ランキング8位です。平均月額単価は79.7万円で、高水準の報酬が期待できます。
主な活用分野は、SaaS、FinTech、動画配信プラットフォームなど、リアルタイム性とスケーラビリティを重視するWebサービス領域です。
DockerやKubernetesといったクラウドネイティブ基盤に最適化されているため、マイクロサービス開発の需要が急増しています。
標準ライブラリの充実とシンプルな文法により保守性が高く、goroutineとチャネルによる軽量並行処理が高負荷システムのパフォーマンスを支えています。さらに、ジェネリクスの導入でコード再利用性が向上し、企業の採用ハードルが下がったことで案件数が伸びています。
gRPCを用いた高速API連携やサーバーレスアーキテクチャとの相性の良さから、DevOps文化が根付いたスタートアップやグローバル企業でリモートワーク案件が増加しており、今後も継続的な案件供給が見込まれます。
Go言語案件のリモートワーク比率
(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-5)
2025年6月時点のGo言語フリーランス案件・求人におけるリモートワーク比率は、フルリモートが42%、一部リモートが53.8%、常駐が4.2%です。フルリモートは前月比+14.6%と大幅に増加しましたが、一部リモートは過半数を維持しつつ-16.7%と減少し、常駐も+2.1%と小幅に増加しています。
DockerやKubernetesを前提としたマイクロサービス開発が主流となり、CI/CDパイプラインやInfrastructure as Code(IaC)が整備されたことで、場所を選ばない開発体制がGo言語案件で一般化しています。
VS CodeのRemote Development拡張機能やGitHub Actionsによる自動テストが生産性を支え、スタートアップからFinTech、動画配信プラットフォームまで、高トラフィックを処理する企業でリモート開発体制が急速に浸透しました。
今後はジェネリクスやgRPCを活用したクラウドネイティブ案件がさらに増加すると見込まれ、常駐比率は一段と低下すると予想されます。
Go言語案件の多い業界
(案件比率:上位5位を抜粋)
(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-5)
Go言語案件はWEBサービスが4.20%(373件)で最多、サービスが4.14%(367件)と僅差で続き、ECが2.08%(185件)、SaaSが1.81%(161件)、通信が1.79%(159件)となり、上位5業界で約14.0%を占めています。
WEBサービス・サービス領域ではGinやEchoを用いたRESTful APIやgRPCによるマイクロサービス化が加速し、高負荷トラフィックを処理するためのgoroutineとチャネルの並行処理が評価されています。リアルタイム配信や決済機能を備えた大規模プラットフォームでも、軽量コンテナとKubernetesによるスケールアウトが標準化し、Go言語が選定されやすくなっています。
ECとSaaSでは決済ゲートウェイやサブスクリプション管理など処理効率と信頼性が要求され、ジェネリクスの導入によりドメインロジックの共通化が進み、開発速度が向上しています。通信分野では5Gコアやエッジコンピューティング向けの低遅延APIにGo言語が採用され、netpollベースの高速I/Oやゼロコピー技術がネットワークスループットを最適化しています。豊富な標準ライブラリと静的バイナリ生成により運用コストを抑えられるため、今後も継続的な需要が見込まれます。
Go言語案件の職種
(案件比率:上位5位を抜粋)
(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-5)
Go言語案件の職種では、インフラエンジニアが最多で31.03%(2,754件)、次いでバックエンドエンジニアが29.61%(2,628件)、サーバーサイドエンジニアが24.60%(2,183件)となっています。さらにアプリエンジニアが12.96%(1,150件)、フロントエンドエンジニアが8.50%(754件)となっています。
インフラ領域ではKubernetesやTerraformを活用したクラウドネイティブ運用が主流となり、SREとしてのスキルを持つエンジニアへの需要が拡大しています。バックエンドとサーバーサイドはGinやEchoによるRESTful API、gRPCを用いた高速通信が中心で、goroutineとチャネルを駆使した高並行処理が評価されています。
モバイルやデスクトップを横断するアプリ開発ではGo MobileやWailsの導入が進み、フロントエンドでもWebAssemblyを活用した高速描画案件が増加中です。CI/CDやIaCが整備された環境で開発からデプロイまで自動化が進むため、複数領域を横断できるエンジニアは単価交渉で優位に立ちやすいでしょう。
Go言語の特徴
Go言語は2009年にGoogleが公開した静的型付けコンパイル言語で、シンプルな文法とgoroutine・チャネルによる軽量並行処理が強みです。単一バイナリを高速生成でき、メモリ安全性も高く、デプロイが容易で実行性能に優れています。
最新のGo 1.22ではランタイム最適化とPGO(Profile-Guided Optimization)が強化され、クロスコンパイルでLinux・Windows・macOS・FaaSまで高速動作します。Go Modulesで依存管理が簡潔になり、定期的な安定リリース(現在は主に年2回)で継続的に進化しています。
DockerやKubernetesがGo言語での実装であるため、クラウドネイティブ領域との親和性が抜群で、マイクロサービス、IaC、SREを採用するFinTech・SaaS・動画配信企業で標準言語化が進行中です。goroutineは決済やストリーミングの高スループット設計に適し、需要と単価を押し上げています。
WebAssembly対応によりブラウザやエッジでも同一コードを動かせる点も魅力で、幅広いプラットフォームを少人数で保守できます。VS Code拡張やGoLand、GitHub Actions・Cloud Build連携によりCI/CD自動化も容易で、バックエンドからCLI、インフラ運用まで一貫してGo言語で対応できるエンジニアは市場価値が高いです。
Go言語で作れるもの
Go言語はWebアプリ、RESTful API、gRPCサービス、マイクロサービス、CLIツール、IoTデバイス制御、サーバーレス関数、デスクトップアプリ、モバイルアプリ、WebAssembly、エッジコンピューティングなど多彩な開発に対応します。GinやEcho、Fiberを用いればMVPから高トラフィックなマイクロサービスまで迅速に構築でき、ジェネリクス対応により安全で再利用性の高いコードを記述できます。
Google Cloud FunctionsやAWS LambdaのGoランタイムはバッチ処理とリアルタイムAPIを低コストで実現し、TinyGoを利用すればマイコンや組込み機器向けのファームウェアも作成可能です。WailsやGo Mobileを活用すればデスクトップとモバイルを単一言語で開発でき、WebAssembly経由でブラウザ上でも動作させられます。
DockerとKubernetes自体がGo言語製であるためクラウドネイティブとの親和性が高く、FinTech、SaaS、動画配信、通信キャリアなどスケーラビリティと高信頼性を求める業界で採用が進んでいます。
CobraやTaskを組み合わせたCLIやIaCツールの開発、GitHub ActionsやCloud Buildと連携したCI/CD自動化も容易で、フロントエンドからインフラ運用まで一貫してGo言語で対応できるエンジニアは高単価を獲得しやすく、キャリアの拡張性も大きいです。
Go言語スキルの市場価値
Go言語スキルはクラウドネイティブ開発の核として高い市場価値を維持しています。今回の調査では平均年収957万円で言語別ランキング4位、案件比率4.15%で8位となり、高水準の報酬と堅実な案件数が魅力です。
働き方はフルリモート42%と一部リモート53.8%を合わせたリモート対応率95.8%に達し、常駐比率4.2%と比較して柔軟な勤務形態が広がっています。
技術面ではGin、Echo、gRPC、WebAssembly、TinyGoなどを活用し、Web APIからIoT、エッジコンピューティングまで単一バイナリで高速提供できます。クラウド領域ではDockerやKubernetesがGo言語での実装である利点から、マイクロサービスとIaCが標準化し、FinTech、SaaS、動画配信分野で導入が加速しています。
業界別ではWEBサービス4.20%、サービス4.14%、EC 2.08%、SaaS 1.81%、通信1.79%が上位を占め、高トラフィックと低遅延を求める領域で採用が拡大しています。
職種別ではインフラエンジニア31.03%、バックエンドエンジニア29.61%、サーバーサイドエンジニア24.60%が中心で、KubernetesとgRPCを横断的に扱える人材は高単価を獲得しやすいでしょう。
Go言語はCLIツールからクラウドサービス、WebAssemblyまで対応範囲が広く、キャリアの長期的な拡張性と高成長を兼ね備えた投資価値の高いスキルです。
■「フリーランスボード」について
「フリーランスボード」は2024年より展開するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向け求人・案件が掲載されている、国内最大級の案件検索サイトです。
100社以上※1のフリーランスエージェント様(https://freelance-board.com/agents)と業務提携を行っており、検索可能な求人・案件数は22万件以上と国内最大規模となっております。
※1:案件掲載準備中エージェントを含みます。
フリーランスエンジニアやITフリーランスの皆様はフリーランスエージェントや案件サイトごとに案件検索や会員登録を行うことなく、フリーランスボード上で案件・求人情報(https://freelance-board.com/jobs)を検索しワンストップで仕事探しができます。
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■会社概要
会社名:INSTANTROOM株式会社
代表者:代表取締役 曽根弘介
所在地:東京都渋谷区元代々木町25-6
設立 :2021年3月31日
URL :https://instantroom.studio.site/
事業 :
・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」(https://freelance-board.com/)
・フリーランスエージェント・SES企業特化型CRM「FreelanceBase(フリーランスベース)」(https://freelancebase.jp/)
・業務委託エンジニア採用プラットホーム「EngineerDASH(エンジニアダッシュ)」(https://engineerdash.com/)
・副業や転職が選べるITフリーランス求人プラットフォーム「ギョーテン」(https://gyou-ten.com/)
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