岐阜県関市のご当地映画を巡る問題で、市は2025年6月2日、偽造された請求書が提出されていたとして、企画会社の役員を刑事告訴しました。

 関市の山下清司市長は、ご当地映画『名もなき池』を制作した兵庫県の企画会社「イロハ・スタンダード」が市に提出した請求書が偽造されていたとして、役員を偽造私文書行使の疑いで刑事告訴したことを明らかにしました。

山下関市長:
「お金の回収というか、そういったことを訴えてきましたが、やはり犯罪行為については見過ごすことができない」

 また市は、映画の公開時期など補助金交付の条件が満たされなかったとして、会社側に2000万円全額の返還などを求める裁判を起こす方針です。

 会社側の弁護士は「補助金は5年かけて全額返還すると市に提示していた。実現不可能な一括返還を突き付けられ極めて遺憾だ」などとコメントしています。

※画像は映画『名もなき池』公式Xより

東海テレビ
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