鳥取市で6月1日に開かれた陸上競技大会『布勢スプリント2025』。桐生祥秀選手、山縣亮太選手など100メートル9秒台の記録をもつトップスプリンターが顔をそろえました。女子100メートルでは、鳥取敬愛高校の3年生・前田さくら選手が日本人勢トップの快走、追い風参考ながら高校日本記録を上回る好記録をマークしました。
Q観戦のお目当ては?
観客:
山縣選手です。
鳥取市で1日に開かれた『布勢スプリント2025』。
男子100メートル決勝に顔をそろえたのは、4年前のこの大会で“9秒95”の日本記録をマークした山縣亮太選手をはじめ、桐生祥秀選手、小池祐貴選手、9秒台の記録をもつトップスプリンターです。
日星電気の宮城辰郎選手が“10秒14”のタイムで接戦を制しました。
また、女子100メートルハードルには、今季限りでの引退を表明している寺田明日香選手が出場。
2009年の第1回大会にも出場したレジェンドが追い風参考ながら、“12秒85”の好記録で優勝しました。
寺田明日香選手:
追い風参考だったが、自分のベスト以上のタイムなので、一旦それで走れるんだということがわかったのが収穫だと思う。日本選手権に向けてあと0.1秒くらい上げないといけないので、もっと早くできるように頑張っていきたい。
一方、女子100メートル、「地元の星」が注目を浴びました。
観客:
地元の方ですから頑張ってほしいですね。
観客:
前田さんとは同い年なんですけど、同い年でもこんなに頑張っている高校生がいるって本当すごいと思います。
鳥取敬愛高校3年の前田さくら選手。
2024年のインターハイでは、2年生ながら準優勝。
1日のレースでもひと際大きな声援が送られました。
手前から4番目、第6レーンの前田選手は好スタートを切り、持ち前の加速。
追い風参考ながら“11秒39”と高校日本記録を上回る好タイムで、日本勢トップの2位に入りました。
前田さくら選手:
すごい緊張しました。自分のレーンだけに集中してというのを意識しました。目標はインターハイ優勝なので、自己ベストを更新してインターハイに出場できたらと思います。
広島で7月に開催されるインターハイに向け、大きな弾みになりました。